こんにちは!就活をしている学生にとって、どうやって企業選びをしたらいいかわからないという人も多いと思います。たくさんの就活軸があるのでどれを重視したらいいか迷ってしまいますよね。そこで筆者は企業選びの時に、株価を見ることを強くオススメしています。株価は世界中の投資家が思うその企業の魅力を反映しているので、株価を見るだけで、働きがいや、年収、キャリア、人気などが見えてきます。企業選びで株価を見る理由を、投資を知らない学生にもわかるように説明していきます。
株価は会社の経済的な健康状態を示すバロメーター
企業選びの際に株価を見ることは就活生にとってとても役に立つ方法です。株価は会社の経済的な健康状態を示すバロメーターの一つです。株価を見ることでわかる企業の魅力を4つ紹介していきます。
①会社の安定性
株価が安定しているか上昇傾向にある企業は、経済的に健全である可能性が高いです。このような会社は、雇用の安定性や将来的な成長のチャンスがあると見られるため、就職先として魅力的です。
②企業の評判
株価は、投資家がその企業をどれだけ評価しているかを反映しています。高い株価は、多くの人がその会社の将来に期待していることを示しており、良い評判があることを意味します。
③成長性
株価が上昇傾向にある企業は、成長している可能性が高いです。成長企業は、新しいビジネスチャンスやキャリアアップの機会が多く、学生にとって魅力的な選択肢となります。
④経営陣の信頼性
株価は、経営陣が投資家や市場からどれだけ信頼されているかの指標ともなります。信頼されている経営陣は、会社の安定した運営や良い労働環境を提供する可能性が高いです。
就活で株価を見ないのはもったいない
就活で株価をみている学生は少ないです。皆さんの周りでもそういう人は中々いないと思います。しかし、筆者はこれを本当に機会損失だと考えています。なぜなら、就活生に人気の企業と世界中の投資家に人気の企業が全く違うからです。投資家は企業の成長性を分析するプロです。そのプロに評価されている企業は、今業績が良いだけでなく将来も成長性が高いと判断されています。逆に就活生に人気の企業は、これまで業績が良かったというような過去の実績で人気が高くなっている可能生があります。
株価を見ると得られるメリット4選

①時事対策やES対策になる
株価は、業界全体の動向を把握する上で役立ちます。特定の業界やセクターの株価が上昇している場合、その業界が成長している可能性が高く、就職先として魅力的です。また業界理解も深まるので時事対策やES記入にも役立ちます。
②やりがいのある企業が見つかる
ESG投資という言葉が流行しているように、投資家は社会的意義のある企業を評価する傾向が高まっています。ただ、お金を稼げるビジネスモデルなだけではなく、その事業が社会や環境に良い影響を与えているかどうかも、株価に反映されていると言えるでしょう。
③キャリアの選択肢が広がる
株価は、企業の長期的な成長や安定性を示すことがあります。上昇傾向や安定した株価を持つ企業は、長期的なキャリアパスを考慮する学生にとって魅力的な選択肢となります。
④将来の年収upの可能性が高くなる
株価は投資家が企業に対してどれだけ期待しているかを示す指標です。つまり、将来の業績が上がる可能性が高いということです。企業は業績が良くなればなるほど、対価である給料やボーナスを上げるので、将来性があり安定したキャリアを築く上で重要な要素です。
まとめ
株価を見ることによる就活におけるメリットをお伝えしてきました。ただし、株価だけを見て就職先を決めるのは危険です。会社の業界、文化、福利厚生、働き方など、他の多くの要素も考慮に入れる必要があります。株価は、会社を評価する際の参考情報の一つとして捉えましょう。また当サイトでは、この他にも少し変わった角度からの就職関連の記事を幅広く掲載しておりますので、ぜひ目を通してみてください。
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おまけ. 大学生にオススメの株価の勉強方法
以上のように、株価は企業の業績や将来性を反映した指標であり、それを理解することで企業選びに役立てることができます。さらに、株式投資の知識は、将来の資産運用やキャリアにも繋がります。しかし、大学生のバイト代では資金が足りず、実際に株を運用しながら学習するのは、相当困難であると思います。そこで、筆者も学生時代に利用していた、大学生にオススメの株価の勉強方法を具体例を交えながら、3つ紹介します。
1.株価チャートとテクニカル分析の学習
株価チャートは、過去の株価推移をグラフィカルに表したもので、これを使ってテクニカル分析を行うことで、株価の動きを予想しやすくなります。具体的には、移動平均線やボリンジャーバンド、RSI(相対力指数)などのテクニカル指標を勉強し、これらの指標が示す買い・売りシグナルに注目します。例えば、Yahoo!ファイナンスやTradingViewなどのウェブサイトでチャート分析を練習できます。
2.企業のファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析は、企業の財務状況や業績、経営陣の能力などを評価し、株価が適正かどうかを判断する方法です。具体的には、企業の四半期報告書(決算短信)や有価証券報告書を読み、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)などのファンダメンタル指標をチェックします。例えば、ソニー株のPERが低く、業績も好調な場合、株価が割安と判断できるかもしれません。
3.株式投資のシミュレーション
仮想通貨を使った株式投資シミュレーションを行うことで、実際の市場環境での投資判断力やリスク管理能力を身につけることができます。具体的には、インターネット上の仮想株式投資ゲームやシミュレーションアプリを利用し、実際に取引を行ってみることなどです。これにより、株価分析や投資戦略の練習ができ、自分に合った実践的な株の見方を身につけることができます。
情報収集方法と注意すべきこと
大学生が経済動向の情報を集める際には、いくつか注意が必要です。なぜなら、大学生などを狙った怪しい投資情報を高額で販売するサイトや、詐欺商品を売りつける集団が存在するからです。そのため、情報のソースは社会的に信用の高いものを選ぶようにしましょう。以下に、定番の情報収集プラットフォームをいくつか紹介します。
大手新聞社・老舗情報ニュースサイト
社会的に信用のある大きな媒体としての代表例は、日本経済新聞やウォール・ストリート・ジャーナル、ブルームバーグなどになります。これらのニュースソースを定期的にチェックし、国内外の経済情勢や企業の最新情報に目を通すことで、市場環境や業界動向に関する知識も深めることができます。
定番書籍・有名投資家の自伝
また、株式投資に関する書籍やオンラインコースを活用し、基本知識や投資戦略を学ぶこともお勧めします。有名な投資家やアナリストの著作(例:ピーター・リンチの『ピーター・リンチの株で勝つ新版 アマの知恵でプロを出し抜け [ ピーター・リンチ ]や、田中慎一・保田隆明の『コーポレートファイナンス戦略と実践』など)を読むことで、彼らの成功した投資法や株の基礎的な考え方を学ぶことができます。
*有名投資家を装い高額なセミナーを開催している怪しい人たちも多いですが、例えば、投資の神様として知られるウォーレン・バフェットは、高額のセミナーなど開きません。
友人と情報共有する
最後に、友人と一緒に学習を始めることで、仲間同士で互いに知識や情報を共有することで、自分自身の視野を広げることができます。友人や知人と投資に関する話題を共有したり、SNSやオンラインコミュニティで他の投資家と意見交換を行ったりすることで、多様な視点や投資アイデアを得ることができます。
また、実際に金融商品等の取引を始めてみるというのも1つの手です。以下に、はじめて金融投資をする方にオススメの取引ツールも掲載しておきます。